Designer's Voice
「Designer’s Voice」第1回【好きなデザイン、教えてく〜
2012年12月26日
カテゴリー:Designer’s Voice
「Designer’s Voice」第1回
【好きなデザイン、教えてください】
いよいよ今年も残りわずか。2012年最後の更新はユニティのデザイナーを紹介する。
記念すべき第1回目は、チーフデザイナーとして働くサカタさん。
日ごろからデザイナーをまとめ、インターン生が来た時には教育担当を引き受けてきた。そんな彼に唐突なこの質問、投げてみた。
――ということで、サカタさんの「好きなデザイン」をお聞きしたい訳なんですが…。
「また難しい質問ですね(笑)。これ!ってひとつに決められないですが…。逆に『嫌いなデザイン』っていうのはありませんね。でも、つい気にかけちゃうデザイン…というかジャンルは、音楽のジャケットとかミュージックビデオとかですね。元々、音楽が好きっていうのもあるけど、制作自体もまた楽しいんです。」
——なるほど。その楽しさっていうと?
「醍醐味はアーティストと一緒に作り上げる、ってところでしょうか。制作サイドが一方的に作っていくんじゃなくて、アーティストとクリエイティブがセッションする…その『デザインの共鳴』みたいな感じがむちゃくちゃ楽しいですね。」
——そもそもデザインをやろうと思ったきっかけは?
「ドアノブです。」
——ド、ド、ドアノブ…?
「小さい頃、ドアノブを手にかけたときにひらめいたんです。日常ってデザインに溢れてるなぁと。ってことは、これは一生仕事になるんじゃないかって思ったんですよね(笑)。」
——幼くしてそれを思った。すごいですね(笑)。例えば、いいなって思うデザインの共通点ってありますか?
「共通点…『強さ』や『一貫性』かな。誇大に訴求するのでもなく、奇をてらったものではないけど、メッセージがブレないデザイン。さっき話した音楽のジャンルだと、森本千絵さんがデザインされたMr.Childrenのアルバム『HOME』のジャケット。これはすごいなぁ強いなぁって思います。」
——最後にこれからやっていきたいことを教えてください。
「自分たちが満足したもの、『魂込めた!』と自信を持って思えるものをお客様に届けていきたいですし、お客様と喜びを共有していきたいです。」
――どうもありがとうございました。
取材が終わり、デスクに戻るサカタ氏。
今日もまたドアノブを手にかけては何かを考えているのだろう。その新たなアイデアが良いデザインを生み出していくに違いない…はず。