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「CU:リレーノート」第26回「楽しみ」それぞれ。大島 貴明
2013年6月26日
カテゴリー:Free style
ここ二・三年、生き物の飼育にはまっています。元々は子どもと一緒に「ダンゴムシ」を捕まえることから始まったのですが……。
今では「カナヘビ」、ハ虫類まで飼うことにまでなってしまいました。
初めて飼い始めたダンゴムシの飼育は大失敗でした!
何故か?
見えないんです……。
昼間は枯れ葉の下に隠れ、夜は明かりをつけると枯れ葉の下にすぐに隠れる。ようするに……、見えないんです。
ダメ押しになってしまったのが、「動く黒いツブ」。
ダンゴムシが家の真ん中を堂々とユックリとあるいているんです。脱走続出。とうとう家で禁止令が出されました。
その後飼育は、バッタ、カマキリと移り変わっていきました。
バッタは飼育のはずが、カマキリを捕まえるとカマキリの餌に……。
(残酷ですみません)
今のメインは、メダカとカブトムシ。かなりオーソドックスな魚と昆虫たちです。メダカは飼育1年半ほどになり多くの稚魚が育っています。カブトムシは昨年譲り受けたオスとメスが卵を産み、ちょうど今、20匹ほどが成虫となって大変なことに!!!
そんなこんなで、子どものお付き合いから始まった虫取りが、実は自分が一番はまっているのではないかと気づく今日この頃。
何故か楽しいんです。単純に童心に戻るということではなく、小さい頃には気がつかなかった楽しさがあるんですね。
小さかった頃は、飼うというよりも捕まえることや集めることが楽しかったと思うのですが、大人になると飼うことに楽しさを感じ、虫を飼うにしてもいかに自然環境に近づけるかをものすごく意識します。あくまで擬似的で小さな環境でしかありませんが、かなり作り込みます。
こんな親を前にしてか、子ども達は私が小さかった頃とは違った楽しみ方をしているようです。
虫を捕ってきては、とにかく自分で調べます。(たまに気持ち悪いものも)
調べていくと、町に生息する小さな虫達にも多くの種類がいることがよくわかり、今まで聞いたことのないような長い名前に出くわします。
子ども達は、それを見つけては得意げに長い名前を覚えて教えてくれます。
私は、「飼育」を楽しみ。子ども達は、新たな「発見」を楽しみ。
そんな週末を過ごし、気づけば少しずつ虫かごが増えていく……。
しかし……。
悲しいかな、家ですみっこに追いやられる「私と子どもと虫達」でした。