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Free style

「CU:リレーノート」第3回 本日、さんぽ日和。過去記事です

2012年12月26日
カテゴリー:Free style

「CU:リレーノート」第3回

本日、さんぽ日和。

松本 理紗子

近ごろ、昼休みの散歩が日課となりつつある。

就業中はデスクでの作業が多く、昼休みぐらい外の空気を吸って体を動かしたいと常々思っていた。毎日駅と会社の往復だけでもつまらないし、せっかくだから職場である浜松町を好きになろうと思い立ち、「浜松町開拓」を始めたわけなんだが…これがやみつきになってしまった。

やみつきのワケ。

それは、オフィス街と緑と歴史の息吹の絶妙な融合があるからだ。

第二京浜の交差点を渡れば、増上寺の総門である「大門」に出迎えられる。奥へと進めば本堂への入り口「三解脱門」が高々と立つ。この門、東日本最大の大きさを誇り、迫力満点だ。さらに背後には東京タワーが鎮座する。

この歴史的建造物と高層鉄塔の組み合わせ。初めは異質感を覚えるのだが、東京タワーが放つクラシカルな佇まいと歴史の重みを感じさせる建築物が見事に調和している。50年以上もの間、首都・東京のシンボルであり続ければ酸いも甘いも見てきただろう。赤くそびえ立つ姿は貫禄さえ感じる。

今の時期は紅葉した並木道もまたきれいだ。隣接している芝公園で落ち葉を踏み葉のにおいをいっぱいに感じながら歩けば、自然と笑顔になる。

ほんの少し先へ足を伸ばすと、芝東照宮がある。ここの見ものは樹齢350年を超す、都の天然記念物に指定された立派なイチョウだろう。大きな本堂こそないが、小ぢんまりとした趣きは何だかホッとする。

この散歩スポット、近隣に勤務しているであろう人々も同じように息抜きをしに来ている姿を見かける。「浜松町」という一大ビジネスエリアのオアシスとなっていること間違いなし、だ。

歩くからこそ得られる新たな発見はワクワクした気持ちを湧き上がらせてくれる。この「ワクワク」が良いリフレッシュ効果となり、午後も頑張るモチベーション作りに一役買っている…気がする。

皆さんもオフィスを抜け出し、ぐるりと一周してみてはいかがだろう?

ただの勤務地でしかなかった場所を居心地の良い場所に変えてみるのは、なかなか楽しいものですよ。

増上寺と東京タワー

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