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Free style

「CU:リレーノート」第6回 「一生ものの道具」過去記事です

2013年1月23日
カテゴリー:Free style

「CU:リレーノート」第6回

「一生ものの道具」

デザイナー:磯崎麻里

手仕事をするための「道具」が好きです。

「画材」「調理器具」「木工道具」など。

目新しいものにはもちろん興味があります。

でも最近のハイテクなツールたちは「そのバージョンには対応していません」

「そのパーツは既に製造していません」

などと言われて買い替えを余儀なくされることがしばしば。

せっかく愛着を持っても別れがすぐに来ます。

今の安くて使い捨ての世の中には、ちょっと残念な気持ちになったりもします。

古い考えかもしれないけど、

「道具」というのは直しながら思い入れを持って一生使いたいものです。

だから直して使えるものや、愛着の湧くものを使うようにしています。

少しだけかじったことのある茶の湯の世界では、割れた茶碗は捨てません。

割れ目を漆と金や銀で継いで、それを更なる味わいとして楽しみます。

こうして使い続けることで、「割れた」ことが茶碗の「終わり」ではなく、

「エピソード」として生き続けます。

先日、石垣島の作家さんのグラスが割れてしまったので、継いでみようと思い、

割れたショックが次の楽しみになりました。

うまく継げたらここでまたご紹介します。

うちにある道具たちには自分よりも先輩のものがいくつかあります。

そのひとつがこれ。(写真:左側)

実家で使われていたコーヒーミルです。

おそらく40年くらい前のものだと思います。

別に高いものではないはずですが、

私は3~4歳のころからこのミルで豆を挽いていました。

数年前に実家で眠っていたのでもらってきました。

時間をかけてゴリゴリ挽いていると部屋の中がいい香りになります。

もう一つ、先輩すぎてご老体なのがこれ。(写真:右側)

夫の実家で捨てられそうなところをもらってきました。

おそらく50年以上前のもの。

手でねじを巻いて動かします。

すぐに時間が狂うので、アテにはできませんが、

コチコチと振り子の音が落ち着くので使い続けています。

こうして道具を使い続けることは楽しいことですが、

実は問題が一つ。

ものを捨てられなくなります。

もっとすっきりした部屋にしたい・・・。

あと、仕事道具のMacだけはやっぱり新しいものがいいです。

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