月別アーカイブ: 2013年7月

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「Designer’s Voice」第11回【好きなデザイン、教えてください】

「Designer’s Voice」第11回

【好きなデザイン、教えてください】

 

今回のお相手はデザイナーの高橋良友(りょうすけ)さん。

長身ですらっとした姿からか、ひょうひょうとした人…

とデスクの斜め越しから勝手に思っていた。

しかし、そんな印象は打ち砕かれたのであった…。

 

**

 

*というわけで、

高橋さんの「好きなデザイン」を聞いていきたいんですが!

 

そうですねぇ。

なんだろうなぁ…

…「7 STARS DESIGN」っていうデザインのチームがあるんですけど、

そこのデザインは、すごい大好きです。

 

*お!作品でいうと?

 

ストリート系のものが多いんですかね。

CDジャケットだったり。

昔、ファッションブランドのBAPEのNIGOさんとか、UNDERCOVERのJUN TAKAHASHIさんとかとTシャツのデザインもされてて。

 

*知ったきっかけって?

 

元々音楽が好きなんですけど、

好きなアーティストのCDジャケットで、

「やばい、これ、かっこいい!」って思うものがあって。

クレジットが載ってるじゃないですか、後ろに。

で、いろんな作品を見てくたびに、

「え、これも?」「これもかよ!」みたいな感じで(笑)。

かっこいい!って思うものばっかりなんですよね。

 

*魅力はなんですか?

 

デザイン自体は派手なモノが多いんですけど、スッキリ見えるんですよね。

基本的にはシンプルなほうが、本来は好きなんですけど。

 

*例えばフェスに行ってキャンプとか…します?

 

フェスは行きますよ。今年も。

キャンプもね、したいんですけど。最近全然してないですね。

 

*えー、意外です!

 

そうなんです、ギャップの男なんです。

結構ね、意外だと思うんです、僕。周りからの印象と。

 

*ギャップの男ですか(笑)。

職業としての「デザイナー」について思うことはありますか?

 

1年ぐらい前にプランニングチームができたじゃないですか。

そういうのを見てると、やっぱり企画も大事だよねっていうか。むしろデザインより大事なんじゃないかって気がします。

 

*というと?

 

企画がしっかりしてたら、

イメージは自然と落ちてくるのかなぁと、たぶん。

それを上手く表現できるかは、また別の話なんですけどね。

だから、僕はデザインやってますけど、それだけじゃなくて、その前の部分をいかにくみ取れるかっていう、

そこが大事だと思いますね。

さらにはそれが自分でできたらって思います。

幅も広がりますしね。

 

**

 

かっこいいと思うものは?の質問に対する答えは、

 

「ディズニーランド」

 

コンセプトやデザインのクオリティなど

尊敬に値するほどかっこいいのだと。また意外な事実である。

いい意味での「ギャップ」をまだまだ発見しそうな予感…。

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「CU:リレーノート」第31回「動物って興味深い」デザイナー:篠崎真生

先日、吉祥寺の井の頭公園の中にある動物園に行ってきました。

こじんまりとした動物園なのですが、居心地が良くちょうどいい規模です。

中でも印象に残ったのが「ヤギ」。

実は彼ら、瞳が四角いのです。

なぜ四角なのか?

広い草原にいても肉食獣が忍び寄ってきた時

すぐに見えるように広く見える瞳孔なのだとか。

ふむふむ、興味深い。

ついつい瞳に見とれてなでていたら、時計をかじっていました。

かわいい。けど体に良くなさそうなのでごめんなさい。

みなさんも夢中になるときは注意してください。

ちなみに上野動物園ではヤギの餌やりを体験できますよ~

他にも、

象の鼻は高性能で針を掴むことができる。

キリンの一日の睡眠時間は約20分。

ラクダのまぶたは3枚ある。

などなど。

計り知れませんね。

癒される時間や空間は自分にとっての充電時間。

そんな自分のお気に入りスポットを密かに増やしていきたいですね~。

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IT TREND WATCH第10回 「最近のおもしろ便利アプリあれこれ」

皆さん、こんにちは!

IT TREND WATCH第10回のお題は、「最近のおもしろ便利アプリ」についてです。

 

はじまりは、Appleによる2007年のiPhone発売でした。これを契機に、自分で好きなものをダウンロードする選択のできる「アプリケーション」というシステム(App Store)を2008年にスタートさせました。その時のラインナップのアプリ数は約500本。今では850,000本以上のアプリが提供されており、今年の5月には500億本のセールスを突破しました。

 

今ではApp Storeだけでなく、Google PlayなどOSごとにマーケットが構築されて、端末ごとに最適なアプリがダウンロードできるようになってきています。

スマートフォンの普及と共に、アプリ市場も著しく成長してきました。その拡大傾向はとどまることなく、むしろ加速しているといっても過言ではありません。

「パズドラ」に代表されるようなゲームはもちろん、ニュースリーダーや地図、名刺管理から家計簿まで、実に様々な種類のアプリが提供されています。

 

今回はそんな潮流の中で生み出されている、「おもしろ便利アプリ」をピックアップして紹介します。

 

 

●Audiogalaxy

なんと、端末にダウンロードしておかなくても自宅の曲が全て聴けるというアプリ。

PCと端末の同期って意外と面倒ですよね。このアプリをPC&端末にダウンロードしておけば、自動的にPCのライブラリを端末が認識して、いつでも聴けるようになるとのこと。(PC側がオンライン状態の必要あり)

こ、これは便利。。。 休日の外出時とか、良さそうですね♬

 

 

●AboutRuler

外出先で「ちょっと寸法を測りたい」時ってありますよね。そんなときにはこのアプリ。iPhoneをコロコロと転がして、その寸法を計算してくれます。アバウトに、ですが。コロコロしている様がなんだか微笑ましい、ゆる〜く便利なアプリです。

 

 

●FatBooth

Facebook、TwitterなどのSNSに写真を投稿するのが流行すると共に、色々なカメラアプリが出て来ましたが、こちらはいわゆる「加工系」のカメラアプリ。

撮った顔写真を自然に「Fatに」できてしまいます。いつもの写真に飽きてきた方はお試しの価値アリ??

 

 

●colAR Mix – 3D ぬりえ

話題のARを自分のぬりえで楽しめちゃう、イマの最先端をいくアプリ。指定のPDFをプリントアウトしたぬりえに色をつけて、このアプリで画像認識すると、3Dでその画像が動くんです!しかも音付き!これはお子さんのいらっしゃる方には是非オススメしたいアプリです。子供より先に大人も興奮しそうですが。。。

 

 

番外編:ゲーム

●俺の校長

校長先生の全校集会が舞台というなんともユルいカジュアルゲームです。校長先生が話す話題を入力し、話が長ければハイスコアになります。

「孫」を話題にすると校長先生が孫と手をつないで登壇したりと、入力した話題によっては校長先生のビジュアルがいろいろ代わったり、Twitter機能でスコアのツイートが可能なので手軽に大勢のユーザと競ったりして少しの時間で楽しみたい人にはお勧めのアプリです。

 

 

●おしりたんてい

シリーズ第四弾までリリースされている人気アプリシリーズがこの「おしりたんてい」です。

「おしりの顔を持つ探偵の物語。どんな難事件もププッと解決!」というなんだか分かったような分からないようなコピーですが、絵が動いたり、ちょっとした推理場面や犯人逃走シーンなどの見せ場もあって子供向けとはいえ、とても楽しい電子絵本でした。

 

 

いかがでしたでしょうか。この他にも様々な「おもしろ便利アプリ」が日々、発表されています。便利なものからちょっとした暇つぶし、なんともいえない脱力系など、用途(+気分?)に合わせてダウンロードして楽しめるので、あんまりダウンロードをしてみたことがない方は、気軽にお好みのアプリを探してみて下さい。

あなたのニーズにピッタリのアプリが、日々のデジタルライフを「ちょこっと」豊かにしてくれるはずです。

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「CU:リレーノート」第30回「オトナこそ」デザイナー:サカタ

リサイタルの様子先日は娘の音楽発表会でした。

ピアノに加えて歌もあり、

先生のリサイタルさながらの超本気演奏あり、、、

仲のよいご家族とともにアットホームな雰囲気の中にも

ピリッと緊張感ある、涙あり笑いありの発表会でした。

子供達の歌声や奏でるメロディは

どこまでも純粋で、とてもクリア、そしてシンプル。

発表会の最中、とあるキャッチコピーを思い出しました。

「いろいろ奪うと、大人ができる。」

コピーライター前田知巳さんによる

東芝EMI、ザ・タイマーズの広告コピーです。

たとえば

元気・遊び心・好奇心・冒険心。

そして

夢や希望。

すべての大人がそうとは限りませんが

慌ただしい日々を送っていると

つい忘れてしまいがちな事って、ありますよね。

日々のクリエイティブの中に

もっと純粋に好奇心・冒険心・遊び心を盛り込んで、楽しんで、

オトナこそ、日々ワクワクして生きていきたいですね☆

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「CU:リレーノート」第29回「働く女性(ママ)を応援したい」デザイナー:栗林 久美子

然にも本日7月17日は息子の三回目の誕生日なのです。

(パチパチ、パチパチ)

ありがとうございます!!

リレーノートのスケジュールをいただいた時に

少しびっくりしたのと同時に当時の事を色々と思い出しました。

四年前の年末。

妊娠が発覚。

一般的には安定期まで公にしませんが、

悪阻などで体調を崩しがちで、

よく休む事もあり皆様に早めにご報告させていただきました。

社長はじめ、皆様のご理解とご協力のおかげで、

定時あがりにしていただき、妊婦の体調を優先させていただきました。

そして無事に安定期に入り、

先の事を考える余裕が出てきたころ

ふと、

あたしはこの席にまた戻ってくることができるのか?

保育園に入園できなかったら退職してしまうのか?などと

妊婦さん特有のネガティブ思考に陥っていました。

(ポジティブな妊婦さんもいますが、、、)

あたしの住まいは横浜市で、

当時の横浜市の待機児童数は全国でワースト1でしたので

より不安になりました。

※現在は 待機児童数ゼロです!2013/4 時点

 国も横浜市の対策を全国に広めよう!としているみたいです。

 横浜市万歳!!\(^O^)/

産休に入る前日、

もしかしたら、今日でここに来るのも最後かな?

最後のランチはどこにしようかな?

なんて思ってました。ほんとに。

仕事終わり直前に社外、社内の皆様に挨拶メールや電話をして、

定時前の終礼がはじまり

送別会?をやろー!!と言う事になり

会社の近くで開いてくれました。

すごく嬉しかったです。

終わってからお店を出て

「がんばって元気な赤ちゃん産んでね!」とエールをもらい、解散。

解散後、会社に戻り仕事をする人もいました。

皆様、わざわざ時間を作って送別会に来てくれたんだと思い

ありがたい気持ちでいっぱいでした。

そして大きなお腹と

絶対、会社に復帰する!と言う希望を抱えながら帰路につきました。

一ヶ月後。

無事に出産し、初めての育児にアタフタしながら

家に閉じこもり、世の中と疎遠な日々を送っていました。

子供との時間は幸せでしたが、

世の中からおいていかれてる感じがしました。

あたしには少し苦痛でした。

わがままな性格です。すいません。

保育園入所の手続きをして

区役所から保育園入所の連絡が届き、封を開けた次の瞬間には

会社に電話していました。

旦那さんより先に報告してました。

復帰日が決まり

日めくりカレンダーのように毎日カウントダウンをしていました。

こんなに会社に行くことが楽しみになったのははじめてです。

正直な性格です。すいません。

でも実際、世の中では

育児の為に退職していく女性。

働く為に産む事を諦める女性。

会社から妊娠した事で

冷たい目で見られ自ら退職した女性。

ネットで

「育児休暇 職場復帰」などと検索していたら

このような女性のエピソードが出てきて、目にとまりました。

私は、女性が働きやすい世の中になっていると思っていましたが、

それはあたしが周りの人達に恵まれているから思える事で、

まだまだ女性にとって働きやすい世の中ではないのかなと思います。

今、保育園や託児所の数は増えつつありますが

保育士不足問題、働くママの雇用問題はまだまだ解決されていません。

仕事を転職する場合、

仕事が決まってなくても数ヶ月間、保育園に子供を通わせる事が出来ます。

(地域によって異なりますが)

しかし、面接では子供がいると話しただけで

ダメな場合もあります。

働く女性の壁はまだまだ高いままのようです。

個人の力ではどうする事もできませんが、

こうしてこの場で発言したことが働く女性の目にとまっていただけたら

いいなと思います。

今後たくさんの働くママが活躍できる世の中になることを願っています。

追記。

以前、「Designer’s Voice」で

息子の誕生日にデザインしたTシャツをプレゼントしたいとお話しましたが、

結構な金額でしたので諦めました。

代わりに、

昨夜、息子を寝かした後に

部屋を飾り付けし

今朝、早起きして

大好きな新幹線の朝食プレートを作りました。

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「Designer’s Voice」第10回 【好きなデザイン、教えてください】



**

*そもそもこの仕事を目指したきっかけはなんですか?

小学生の時、美術の先生になるのが夢だったんです。
たぶんそれがベースかな。
絵を描くことが好きだったし、大学受験まではずっと思い続けてましたね。

*あ、じゃあ大学も美術系のほうに?

いや、美術系を目指してたんだけど、受からなくて。
結局、法学部に進みました。

*じゃあ大学で、絵を描くことは…?

全くやらなかった。
受験で失敗して、画材とか全部捨てて。
もう辞めようと。

*そこまで…。
他に始めたこととかあったんですか?

写真を始めました。
バイトでカメラマンのアシスタントもやって。
その頃はカメラマンになろうと思ってました。

*どんな作品を撮ってたんですか?

あのね、自分のなかでひとつテーマがあって。
「すきま」っていう。

*?「すきま」というと?

建物と建物の隙間とか、いろんな隙間を撮ってましたね。

*それまた、なぜ?

なんかね、ぎゅうぎゅうな感じがしたの、東京が。
全てきっちりしてる感じが。それが息苦しくて。
だからかな。

*田中さん、出身はどちらですか?

茨城です。やっぱり仕事する場ですよね、東京は。

*あーなるほど。いずれは茨城に戻りたい?

というか、住んでるの。今も。茨城に。

*えー!それすごいですね…。
で、なんでまた写真からグラフィックの道に転身を?

えっとね、大学4年のときに親父が病気になっちゃって。
1年間看病してたから、いざ大学卒業って時に就職できなくて。
であれば、ずっと好きだった「デザイン」っていうのに
携わりたいって思って。そこからですかね。

*じゃあ、もしそのことがなければ全く違うことをしてた
可能性も…?

うん。たぶん、そうだと思う。

*実際にこの仕事を始めて、意識してるこというと?

「訴求力」と「多角的な視点を持つこと」ですかね。
今、多く制作してる流通での店内媒体も、紙面単体だけじゃなくて、お客さんの動きや流れだったり、目の高さなんかを含めて考えないと機能していかないですからね。
そこが難しくもあり、楽しくもあり…。

*今後やってみたいことはありますか?

いつかは個展を開いてみたいですね。

*おぉ!やるならどんな個展にしたいですか?

なんか、ぼーっとできるような空間で…自分のグラフィックの作品を出せたらいいですね。

*ありがとうございました。

**

本当にこの仕事が好きなんだなぁ…。
「デザイン」の難しさや楽しさを、ゆっくりと話す姿から思ったこと。
変なこだわりは持たず、常にニュートラルでいたいとも話してくれた。
「自分」を出しては、広告としての効果が出ないから。
きっと色々なきっかけや経験を経て、出会えた考えや気持ちなのかもしれない…。
今日も、田中さんはデスクの前でデザインと向き合っている。

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「CU:リレーノート」第28回 「方言」 デザイナー:久保 真由美

最近、メディアで地方が取り上げられているのをよく見ます。
B級グルメ・ゆるキャラ・萌えキャラ…。
わたしの地元も例外ではなく、
知らぬ間に“ゆるキャラ”・“萌えキャラ”のブームにちゃっかりのっていました。

私の出身は栃木県なのですが、
ちょっと前に、栃木弁でコントをするお笑い芸人が流行ったときには
まわりに「本当はあのくらい訛ってたの?」とよく聞かれました。

いやいや、わたしは栃木出身ですが標準語ですよ!と自身満々で答えていたのですが、
この間少し気になって調べたところ、標準語だと思っていた言葉がバリバリの方言だったという新事実が発覚しました…。

私の日常に密かに潜む栃木弁…、
その一例をご紹介します。(左が栃木弁、右が標準語)

・あるって……歩く
「学校まであるって行く」

・おっかく……折る
「鉛筆をおっかいちゃった」

・つっきる……横切る事
「あの道をつっきって行こう」

・ぼっこれる……壊れる
「落としたらぼっこれちゃった」

・だいじ……大丈夫
「お腹痛いの?だいじ?」
(これを東京の友人に使ったところ、何が大事なの?といわれました)

などなど。
よくよく考えてみれば完全に方言ですが、
日常的に使っていると自分では案外わからないものです。

地方出身の方々は、これを機に一度ご自身の県の方言など調べてみてはいかがでしょう。意外な発見があるかもしれません。

IT TREND WATCH第9回 いよいよ解禁、「ネット選挙」!!

皆さん、こんにちは!
IT TREND WATCH第9回のお題は、「ネット選挙」についてです。

以前からその有用性について広く議論されてきた「インターネットを活用した選挙活動の是非」ですが、今年の4月19日に公職選挙法の一部が改正され、ついに解禁となりました。
そしていよいよ参議院選が近づいて(7/4公示、7/21投開票)きているので、ネット選挙もにわかに盛り上がってきています。

実は、アメリカやヨーロッパ諸国、韓国などの世界の名だたる国では既にネットを利用した選挙PRは実施されており、例えばオバマ大統領などは非常に巧みなキャンペーンでネットリテラシーの高い若い世代にアピールしていたと言えます。

日本の選挙でもようやく部分的(「投票」や「有権者のメールによる勧誘」などはできません)にネット解禁となり、早速FacebookやTwitter、LINEなどで各党の公式アカウントが開設されています。更には、ニコニコ動画(日本版Youtube のようなもの)での党首討論会や、ニコニコ超会議(インターネット系のイベントとしては国内最大級)での議員参加のアピール合戦など、急激に「オンラインメディア」を主戦場とした戦いがはじまっています。

なにしろ今までに前例がないことなので、各党それぞれ試行錯誤で選挙活動をスタートさせているみたいです。その結果、実にバラエティに富んだ様々な取り組みが見られます。


■自民党のアプリ「あべぴょん」
Facebookでの「いいね!」が政党の中で一番多い自民党が、スマートフォン・タブレット向けの公式アプリをリリースしています。一つは「自民NEWS」というもので、いわゆる情報アプリなのですが、もう一つの「あべぴょん」が凄い!
「あべぴょん」は首相をモチーフにした「あべちゃん」をぴょんぴょんとより高くジャンプさせて、その高さを競うゲーム。達成した高さで、党の肩書きも上がっていきます。総理になるにはどれくらい飛べばいいんだろう。。。

■民主党はLINEをフル活用
いまや2人に1人が利用しているとまで言われている無料のコミュニケーションアプリ:LINE。もちろん各政党それぞれ公式アカウントを開設しているのですが、民主党はいち早くオンエア機能を駆使してオンラインイベントを開催(6/28)、若年層を中心としたオンラインユーザーとの接点作りを実施しています。

■共産党のWEBサイト「カクサン部」が圧倒的にカワイイ
日本共産党の特命PR部「カクサン部」のWEBサイトをオープン。その名の通り、党の主張を拡散するためのものだとは思うのですが、良い意味で裏切られます。
某ゆるきゃらと同じくらいカワイイです。思わず全キャラの詳細を見ちゃう、そして党の主張を読んじゃう。。。よくできたサイトです。

■社民党アプリは実際のポスターをAR(拡張現実)に!
アプリをダウンロードして、実際に町中に貼られている選挙ポスターにスマートフォンをかざすと、党のCMが視聴できるというもの。今回のネット選挙解禁とは直接的に関係がないかもしれませんが、最新のPR事情であるO2O:オンラインとオフラインを見事に繋いだ好例といえるのでは。他の党も導入していくみたいですね。


この他にも各党いろいろな趣向をこらして「ネット選挙」を戦っています。
今や私たちの生活に欠かせない「ネット」という空間に、政治家の人たちが寄り添ってきてくれているのは、政治は民衆のものであるということを再認識できますし、投票率の向上にも良いのではないでしょうか。

まぁ皆さんお気づきの通り、本当は自宅でポチッと投票できれば一番良いんですけどね。。。これからに期待!
とにかく、今回の参議院選挙は初の「ネット選挙」として、いつにもまして要注目です!



「CU:リレーノート」第27回 「えぇやん!」 河井 良治

実は富山生まれの田舎もんだが、1年半前、東京に出て来るまでの約35年を関西で暮らした。
おかげでベタベタの関西弁に染まり、今や全く矯正が効かない。
社会人駆け出しの頃は、東京で関西弁をしゃべると引かれた。それくらい市民権がなかった。それが、新喜劇や芸人さんのおかげで、今じゃそんなに肩身の狭い思いをせずとも生きてはいける。ありがとう…吉本。

「えぇやん!」…という関西ことばのニュアンスがいい。
ちゃんとした言語学の見地から言うと異論もあるかもしれないが、このことばは3つのいい顔を持つ…と思っている。

「そんなん、えぇやん!」
そんなことぐらいどうでもいいんじゃない?…という状況をザックリと容認する、楽天的で寛大な表情。

「それで、えぇやん!」
そうそう、その通り。大丈夫、それでいいんだよ…という認めて明快に言い切る、包括的で男前な表情。

「それって、えぇやん!」
いいね、いいね。やるねぇ。さすがだねぇ~という受け入れて褒めて盛り上げる、優しく寄り添う表情。特にこの感じは、facebookを通じて一世風靡の感もある。

言霊(ことだま)と言うには大袈裟すぎるかもしれないが、この「えぇやん!」には、おおらかさやいい意味での鈍さみたいなものが含まれていて、嬉しい感じに空気を動かすちょっとした力が備わってる気がする。

ご飯、歯みがき、そして「えぇやん!」。
1日3回…大事な日課。