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「まちの元気」レポート
商店街を歩こう

全国各地の「商店街」で実施されている取組みや各種課題、さらに関連ニュースなどを
独自の観点から勝手にレポート。商店街と元気のある街づくりの“今”に迫ります。

「メインターゲットは誰?」

2014年2月5日
カテゴリー:商店街を歩こう

解決編:その1
「メインターゲットは誰?」 vol.1


まずは結論から。
「誰に 何を どう伝えるか?」…施策の企画はこの順で。
「集客」の成否はここに尽きると言っても過言ではありません。

メインターゲットの設定…「主に誰に来て欲しいのか?」を決めることから集客プランはスタートします。

「メインターゲットは誰?」が最優先
もちろん、実施したキャンペーンやイベントが成功し、上手く継続・連鎖していけば、最終的にはたくさんの多種多様なお客さまに来てもらえる期待はあります。
でも、最初から「多くのいろんなお客さま」を対象にしてしまうと、プランの道筋は著しくぼんやりしてしまいます。
さらに、アイデア先行で相手を絞り込まないまま「何をするか?」に手を着けてしまうと、話が拡散し適性の判断が成り立ちにくく漠然とした検討プロセスになってしまいます。

ひと口に「お客さま」と言っても、年齢・性別や生活状況などによって、興味・関心のあることやニーズ…いわゆる「行きたい!」と思う刺激となるものが異なります。
また前回でも述べた通り、コミュニケーションにおいても、確実に伝わる手法やわかりやすく魅力的に伝わる表現も、誰が相手なのかによって大きく変わってきます。
だからこそ、最初での「ターゲッティング」が大切。「特に集まって欲しい人」を具体化することで、後のプログラムの組み立てが極めて合理的に、かつ根拠のあるカタチで進めることが可能になるわけです。

もうひとつ重ねて言うと、商店街として「どんな感じのにぎわいを求めるのか?」という大きなビジョンが必要。
小さな子どもたちを中心に、そのファミリーが集まる元気な街。
学生たちが気軽に立ち寄れる、若いパワーを感じられる街。
主婦たちが世代を超えて情報交換やおしゃべりができる、風通しのいいコミュニティの街。
シルバー世代に生きがいのきっかけを提供できる、人にあったかい街。…etc.
そんなめざす街のイメージが、推進するメンバー間で共有できていると、話し合いや設計はとてもスムーズです。

「誰に」を起点に、「何を」と「どう伝えるか」をブレイクダウン。それが「人が集まる街」への第一歩。
次回は、設定した「誰に」を分析し、施策やコミュニケーションを煮詰めていく手掛かりをどうつくるかについて。

ということで、「メインターゲットは誰?」 vol.2へと続きます。

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