「Designer’s Voice」第2回
【好きなデザイン、教えてください】
第2回目の今回は、麹町オフィスで働く長島未来さん。普段はデザイン制作にくわえ、撮影もこなすデザイナー。柔らかな雰囲気が印象的な彼女は、この質問に何て答えるだろう?
――長島さんの好きなデザインを教えてください。
「そうですね。改めて好きなデザインって何かなぁって考えたんですけど…私、トイレが気になっちゃうんですよね。」
――おぉ!これまた斬新ですね。それはプロダクトという面で?それともトイレという空間ですか?
「空間ですね。プロダクトや照明、置いてある雑貨から香りまでその全体の雰囲気が部屋のテイストと一体化している空間が好きなんです。」
――確かに、最近は凝ったデザインのトイレをよく見かけますね。気になったきっかけっていうと?
「意識して気になるようになったのは、大学でデザインの勉強をするようになってからですかね。その頃から美術館に通うようになったんですが、ある時トイレのピクトグラム(情報や注意を示す視覚記号。トイレや非常口のサインなど。)が変わったデザインをしていて。そしたら空間そのものがデザインされてることに気付いたんです。それから出掛けた先では必ずトイレを『見学する』ほどになりました(笑)。」
――それだけ「トイレ通」の長島さん。今まで見てきたなかで印象的なトイレはありますか?
「海外と日本の違いには驚きました。特にピクトグラムでいうと、日本では男性は青、女性は赤という色の違いの認識がありますよね。でも、以前行った台湾では色の識別がないところもあり、男女とも黒の標識、ということがありました。それにデザインも異なるので、間違えて男性の方に入ってしまったことが何回かありました…。」
――(笑)。では、好きなデザインと仕事としてのデザインで共通点はありますか?
「どちらも全体の統一感が大切だと思います。現在担当する流通関連の広告制作は、様々な媒体が使用されるので、ことさら『全体感』が重要になってきます。その点では似ていると思いますね。」
――では最後に、長島さんにとってデザインとは?
「生活になくてはならないものだと思います。ただ、身の回りのものが『デザインされてる』と思うか思わないかで日々のワクワクが変わってくるんじゃないかと。そう、日常が楽しくなるヒントみたいなものですね。」
空間もデザイン、と改めて考えてみれば、普段の何気ない風景が違った景色に見えてくるだろう。これこそが「日常が楽しくなるヒント」なのかもしれない。
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IT TREND WATCH第2回「クラウドファンディング」~
皆さん、こんにちは。本日のIT TREND WATCH第2回は、「クラウドファンディング」についてです。
この言葉、IT関係のニュースをチェックしている方はよく目にしているかもしれません。それもそのはず、インターネットが介在する新しいビジネスモデルとして、ネットの隆盛とともにその注目度が増してきているからです。
「クラウドファンディング(英語:crowd funding)」とは、特定のプロジェクトに対しインターネットを通じて不特定多数の人からその起業資金を募る行動を指します。群衆(crowd)と資 金調達(funding)を組み合わせた造語です。ネットがつなぐ人間関係によるファンディングなので、その特性により「ソーシャルファンディング」と呼 ばれることもあります。
クラウドファンディングの主な流れはこのようになっています。
1. まず、クラウドファンディングのサービスを行っているWebサイトを探します。サイトによって様々な条件が異なり、プロジェクトの規模やジャンルによって選択の余地が出てきます。
2. その後、そのサイトに自分のアイデア(プロジェクト)を投稿し、資金を募ります。この際、ほとんどのサイトでは目標金額を設定します。
3. サイトを通じてある一定の基準以上に資金調達できた場合、その資金を使用してアイデアの具体化(もしくは具象化)に取りかかります。
4. そして、そのアイデアによる商品・サービスの実現後は、その売上などに応じて投資者に一定の利益が分配されます。(中には完全に寄付型のサイトもあります)
今までの企業の活動全般を反映した「株式」という価値の購入に対して、一個人(もしくは団体)のアイデアの権利を購入するといったイメージが、新しくかつニーズがあるので急激にブームがきているのかもしれません。
本場アメリカからはこのクラウドファンディングを起点に多くの成功例が出現しています。まだまだ日本では馴染みがないかもしれないのですが、そのようなサービスが広がっている最中と言えるでしょう。
1. Android搭載のゲーム専用機 「Ouya」
利用サービス:KICKSTARTER / 支援人数:63,416人 / 調達資金:$8,596,474
解説:2012年12月に「開発者コース」の出資者に先行して提供されました。今年の3月には一般ユーザ向けにも発売予定です。
http://www.kickstarter.com/projects/ouya/ouya-a-new-kind-of-video-game-console?ref=live
2.どこでも眠れる枕 「OSTRICH PILLOW」
利用サービス:KICKSTARTER / 支援人数:1,846人 / 調達資金:$195,094
デザインスタジオ「kawamura-ganjavian」が出資を募ったどこでも眠れる枕。
http://www.kickstarter.com/projects/ostrich-pillow/ostrich-pillow?ref=card
3.短編アニメプロジェクト「Kick-Heart」
利用サービス:KICKSTARTER / 支援人数:3,232人 / 調達資金:$201,164
「攻殻機動隊」シリーズなどで有名なプロダクションIGと「マインド・ゲーム」の監督湯浅政明のアニメプロジェクト。
資金調達が順調にいけば長編化も予定されているとのこと。
http://www.kickstarter.com/projects/production-ig/masaaki-yuasas-kick-heart?ref=live
4.電子書籍連載漫画「スティーブズ」(現在資金調達中)
利用サービス:CAMPFIRE / 支援人数:276人 / 調達資金:¥1,181,190
若き日のスティーブジョブスをモデルにした漫画。連載を全話無料で購読可能だそうです。※パブー無料会員登録が必要
http://camp-fire.jp/projects/view/484
5.SHY FLOWER PROJECT – 助けてと叫ぶ事のできないすべての花のために。(現在資金調達中)
利用サービス:GREEN GIRL / 支援人数:50人 / 調達資金:¥169,000
パーティーやテレビ番組などで飾られたあと、捨てられる花をドライフラワーやブリザーブドフラワー等にして再生させるプロジェクト。出資額に応じてステッカーやコサージュが提供されます。
http://greenfunding.jp/greengirl/projects/287-shy-flower-project
※プロジェクトの進行状態は2013年1月現在です。
従来、プロジェクトの規模の大きさやリソースの問題などにより、一個人によるスタートアップが厳しかった商品・サービスが、この仕組みでどんどんブレイクスルーされて新しいモノが実現されていく世の中になっていけば、消費者、ユーザーとしては嬉しい&楽しいですよね。
日本でも今後、このクラウドファンディングを利用したヒット商品・サービスが出てくるかもしれません。もしかしたら、あなたのそのアイデアも資金調達できるかも?
「CU:リレーノート」第5回 エリア拡大が進むワイヤレスネ~
ディレクター:井関 努
派手に宣伝されていたわけではないのでいつの間にかという感じも
2011年末のアナウンスから2012年末の1年ほどを掛けてN
現在LTEエリアも整備が進められています。
私も地下鉄で通勤しているので移動中、ニュース記事を見たり、メ
いままで都心は当然のごとく電波環境が良いとされてきましたが地
ワイヤレスという枠で見れば他にも各キャリアから無料で使用でき
基本的に3G回線より高速で駅構内やカフェ、ファーストフード店
自宅利用も契約した光回線に繋いで利用するスタイルが既に一般化
高画質動画の転送など比較的容量の大きなデータを扱うことがなけ
当然アクセスポイントである無線ルータの調子が悪くなったり、ど
無線ルーターは量販店で2000円程度から販売され、面倒な設定
このようにここ数年でエリアも速度も急速に進んだワイヤレスネッ
こんなことを書いていますと昔はダイアル回線でピーガーピーガー
「CU:リレーノート」第4回 明けましておめでとうござい~
Web SE:蛭田 敦
皆様、明けましておめでとうございます。
良い新年を迎えられましたでしょうか。
僕はと言えば年末から煩悩を捨てきれず、友達と『よし!あっちへ行けば旨いものがあるぜ!』『今日はこっちに酒の匂いが…』などと東奔西走し、友人宅を荒らしまわっていました。
そんなことを反省しつつ新年が始まったわけですが、政権交代直後から株価も上がりまくり、やんわりと景気のいい雰囲気になってますね。
しかしながら一方ではやはり厳しい状況が続いているのが現実です。大手出版社の倒産、事業縮小に伴う工場閉鎖などなど。
そんななか、新しい技術やアイデアで業績を伸ばすベンチャー企業もあります。
超薄型の照明器具や特殊電池、まだ開発段階ですが、液体を塗って発電パネルならぬ発電シートにする塗料、そのうち夜でも発電するパネルなんてのも出て来るでしょう。これぞ日本の技術というものがたくさんあります。
新政府に期待したいのは、既に時を経た技術である原発で“イノベーション”などと言わず、これから出てくるであろう真のテクノロジー・イノベーションの流れを加速させてほしい。
新しい技術を生み出す力や能力があるのにそれらを国内で活かしきれず、海外へ技術流出してしまうのは残念。それらを国内で研究開発して世界に胸を張って売り込める体制づくりをもっと進められることを期待します。
ニュートンでおなじみの万有引力などはここ数百年のうちに3回も理論の変遷があるわけで、今後情報技術の進化で未知の発見速度はさらに加速し、既知とされた事物は新たに塗り替えられていくでしょう。
僕は毎朝出勤途中に東京タワーを見上げて“頑張って行きましょう”と、製薬会社エーザイのCMみたいな言葉を胸に仕事に向かいます。
東京タワーを見るたびに、昭和30年代の人たちの戦後日本復興のパワーを感じるんですね。
これからの日本がさらに発展するよう、隅っこで少しでも社会に役立てるようなWebサービスなんかを作っていきたいと思います。
日本はまだまだこれからですぜ!皆さん頑張っていきましょう!!
正月に痛めつけた胃をぬるい牛乳で癒しながら、皆様のご多幸をお祈り致しております。
「Designer’s Voice」第1回【好きなデザイン、教えてく〜
「Designer’s Voice」第1回
【好きなデザイン、教えてください】
いよいよ今年も残りわずか。2012年最後の更新はユニティのデザイナーを紹介する。
記念すべき第1回目は、チーフデザイナーとして働くサカタさん。
日ごろからデザイナーをまとめ、インターン生が来た時には教育担当を引き受けてきた。そんな彼に唐突なこの質問、投げてみた。
――ということで、サカタさんの「好きなデザイン」をお聞きしたい訳なんですが…。
「また難しい質問ですね(笑)。これ!ってひとつに決められないですが…。逆に『嫌いなデザイン』っていうのはありませんね。でも、つい気にかけちゃうデザイン…というかジャンルは、音楽のジャケットとかミュージックビデオとかですね。元々、音楽が好きっていうのもあるけど、制作自体もまた楽しいんです。」
——なるほど。その楽しさっていうと?
「醍醐味はアーティストと一緒に作り上げる、ってところでしょうか。制作サイドが一方的に作っていくんじゃなくて、アーティストとクリエイティブがセッションする…その『デザインの共鳴』みたいな感じがむちゃくちゃ楽しいですね。」
——そもそもデザインをやろうと思ったきっかけは?
「ドアノブです。」
——ド、ド、ドアノブ…?
「小さい頃、ドアノブを手にかけたときにひらめいたんです。日常ってデザインに溢れてるなぁと。ってことは、これは一生仕事になるんじゃないかって思ったんですよね(笑)。」
——幼くしてそれを思った。すごいですね(笑)。例えば、いいなって思うデザインの共通点ってありますか?
「共通点…『強さ』や『一貫性』かな。誇大に訴求するのでもなく、奇をてらったものではないけど、メッセージがブレないデザイン。さっき話した音楽のジャンルだと、森本千絵さんがデザインされたMr.Childrenのアルバム『HOME』のジャケット。これはすごいなぁ強いなぁって思います。」
——最後にこれからやっていきたいことを教えてください。
「自分たちが満足したもの、『魂込めた!』と自信を持って思えるものをお客様に届けていきたいですし、お客様と喜びを共有していきたいです。」
――どうもありがとうございました。
取材が終わり、デスクに戻るサカタ氏。
今日もまたドアノブを手にかけては何かを考えているのだろう。その新たなアイデアが良いデザインを生み出していくに違いない…はず。
「CU:リレーノート」第3回 本日、さんぽ日和。
「CU:リレーノート」第3回
本日、さんぽ日和。
松本 理紗子
近ごろ、昼休みの散歩が日課となりつつある。
就業中はデスクでの作業が多く、昼休みぐらい外の空気を吸って体を動かしたいと常々思っていた。毎日駅と会社の往復だけでもつまらないし、せっかくだから職場である浜松町を好きになろうと思い立ち、「浜松町開拓」を始めたわけなんだが…これがやみつきになってしまった。
やみつきのワケ。
それは、オフィス街と緑と歴史の息吹の絶妙な融合があるからだ。
第二京浜の交差点を渡れば、増上寺の総門である「大門」に出迎えられる。奥へと進めば本堂への入り口「三解脱門」が高々と立つ。この門、東日本最大の大きさを誇り、迫力満点だ。さらに背後には東京タワーが鎮座する。
この歴史的建造物と高層鉄塔の組み合わせ。初めは異質感を覚えるのだが、東京タワーが放つクラシカルな佇まいと歴史の重みを感じさせる建築物が見事に調和している。50年以上もの間、首都・東京のシンボルであり続ければ酸いも甘いも見てきただろう。赤くそびえ立つ姿は貫禄さえ感じる。
今の時期は紅葉した並木道もまたきれいだ。隣接している芝公園で落ち葉を踏み葉のにおいをいっぱいに感じながら歩けば、自然と笑顔になる。
ほんの少し先へ足を伸ばすと、芝東照宮がある。ここの見ものは樹齢350年を超す、都の天然記念物に指定された立派なイチョウだろう。大きな本堂こそないが、小ぢんまりとした趣きは何だかホッとする。
この散歩スポット、近隣に勤務しているであろう人々も同じように息抜きをしに来ている姿を見かける。「浜松町」という一大ビジネスエリアのオアシスとなっていること間違いなし、だ。
歩くからこそ得られる新たな発見はワクワクした気持ちを湧き上がらせてくれる。この「ワクワク」が良いリフレッシュ効果となり、午後も頑張るモチベーション作りに一役買っている…気がする。
皆さんもオフィスを抜け出し、ぐるりと一周してみてはいかがだろう?
ただの勤務地でしかなかった場所を居心地の良い場所に変えてみるのは、なかなか楽しいものですよ。
「CU:リレーノート」第2回来年こそ「電子書籍」元年?
プランナー:山本優介
皆さん、「電子書籍」って読んでいますか?私はここ1、2年で利用しはじめたのですが、すっかりハマっています。というのも、電子書籍には今の自分に最適なメリットがいくつかあるからです。
まず一つは、場所を取らないということ。ほとんどの本は一度読んだらあとは本棚のこやしになるだけなので。。。次に、購入が楽で便利だということ。本屋さんに行かなくてもネット上で購入でき、すぐにその場でダウンロードして読めるのがいいですね。そしてあと一つ、バックライトで画面が明るくなるのが私にとっては重要だったりします。この機能が夜ベッドの中で読む時には欠かせないんです。「暗い所で本を読むと眼が悪くなるよ!」と小さい頃よく言われましたが、電子書籍リーダーならば画面が光るのでその心配はありません。(中にはバックライトが搭載されていないリーダーもあります)
ということで、個人的にはかなり利用している電子書籍ですが、やはりまだ「元年」とは言えない状態かなと感じます。もう少しリーダーやタブレットが各個人に行き渡り、どの出版社もある程度均等に作品を電子化するようになる必要があると思います。電車とかでも、電子書籍を読んでる人はまだまだ少ないですし。
電子書籍の先進国:アメリカでは、旧作はもちろん新刊でもガンガン値下げもしくは最初から半額程度の価格で販売しており、そのお得さと便利さから本を読む人はどんどん電子書籍に移行しているといいます。日本ではまだまだ価格が割高に感じられるので、その点でも今一歩です。
リーダーやタブレットなどの電子書籍を楽しむためのハード面と、値段やラインナップなどのソフト面。双方がある程度充実することで、ようやくユーザーにとっては電子書籍元年といえるのではないでしょうか。2013年はようやく下地が整った上での本格的な普及がはじまっていく年になる予感がします。
私が小学校の図書館に入り浸りだった頃、本を液晶画面の中で読む事ができるようになるとは夢にも思いませんでした。その頃は携帯電話すら身近にありませんでしたが。。。これからの図書館は、オンラインで申し込んでデータを一定期間レンタルする〜なんてコトになっていくのかもしれません。そうしたら、返却を忘れたまま卒業してしまう・・・なんてこともなくなりますね(笑)。
でも、まだ読んでいない本を抱えて家路を急ぐあの感じは、いつの世にも共通であってほしいと思います。電子書籍に限らず様々な面でデジタル化が進んでいますが、その反面であるアナログ的要素の良さを忘れずに大事にしていきたいものです。
「IT TREND WATCH」第1回 「パララックス効果」っ〜
このコーナーでは、IT業界にまつわる用語や事例、現象などをわかりやすく解説しながらレポートしていきます。旬の話題もどんどん取り上げていこうと思いますので、毎回チェックよろしくお願いします!
さて、第1回は「パララックス効果」についてです。ちょっと耳慣れない横文字ですが、なんとなく聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
というのもここ1〜2年、WEB業界で急速に流行した、多くはユーザーに強い印象を与えたいキャンペーンサイトなどに用いられる手法・効果の一つだからです。アパレル関連サイトやキャンペーンページなどによく使われています。
厳密には、パララックスとは「視差」のことを言います。
「視差(しさ)は、二地点での観測地点の位置の違いにより、対象点が見える方向が異なること、または、その角度差。」(Wikipediaより引用)
例えばコンパクトカメラで撮影した時に、ファインダーを覗き込んで決めた構図と、実際に撮影された写真の構図とに差が生じることもこの「視差」による効果、すなわち「パララックス効果」のせいなんです。
古くは横スクロールのゲームなどでも使われていたこの「視差」を利用した技法をWeb制作に応用することで、動きがあって奥行きのあるサイトの見せ方が可能となりました。
いくつかのレイヤーをそれぞれ異なった速度でスクロール(奥のレイヤーは遅く〜手前のレイヤーは速く)させる事で、視差効果を与えて奥行きがあるように見せるのです。
そのため、WEB業界では「パララックス効果」のことを「多重スクロール」と呼ぶ場合もあります。
百聞は一見にしかず、ということで、是非下記のサイトを一度見てみて下さい。
・MORISU MAKI:http://morisumaki.com/
・adidas×JFA:http://adidas.jp/JFA/
・YouTube:http://www.onehourpersecond.com/
・MINI:http://www.mini.jp/event_campaign/big-point/
・伊勢丹:http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/event/1207tsm/
どうですか?
動きがダイナミックで色々な仕掛けが出てくるので、見ていて飽きないですよね。
12/12にリニューアルしたばかりの弊社WEBサイトにもこのパララックス効果の要素を取り入れています。日本の企業案内サイトではあまり使われないパララックス効果ですが、皆様の印象に少しでも残ればと使用しました。
http://creativeunity.jp
是非一度、ご覧下さいませ。
「CU:リレーノート」第1回 デザイナーとして本当に大切なこと。
グラフィックデザインに関わる仕事を始めてもう16年が経ちました。
私が新米デザイナーとしてスタートした頃でも、一人一台パソコンを与えられていましたが案件によっては版下入稿するなど、まだまだアナログが残るデジタルへの移り変りの時代でした。
そんなアナログが残る時代からたった十数年で、更にDTPの世界はパソコンやソフト、印刷技術のデジタル化が進み、そのおかげでデザイナーの表現できる幅が大きく広がりました。
しかし、色々な事が進化する中で、疎かになってしまったことがあると思います。
今、デザインの現場では昔と違い、パソコンという道具の進化のおかげで今まで数時間かかっていたことが、数分またはワンクリックで表現できるようになりました。
そのせいか、昔に比べデザインの表現は格段に上がりましたが、一方で、そこにオリジナリティーはあるのか?それは意味のある必要な表現になっているのか?と疑問を感じることが多々あります。
進化したパソコンによって、簡単にできるテクニック的な表現に頼りきってしまっているのではないだろうか?
今のパソコンは誰でも少し使い込めばそこそこの表現ができるようになっています。私たちデザイナーも、便利になった反面、プロとしての評価が問われる厳しい状況にいます。
では、私たちに必要なことは何なのか?
「ユーザーやお客様から求められることをしっかりと表現する」ことです。
それは「聞く力・考える力・導きだす力・表現する力」であり、
●聞く力=ユーザーやお客さまからの要望を聞き取る。
●考える力=要望に関して色々な方向から考える。
●導きだす力=考えた内容を必要な内容に整える。
●表現する力=必要な内容をふさわしい表現で創る。
これら「デザイナーの基本」をしっかりする必要があります。
これは簡単なようで、とても難しいことです。しかし、プロのデザイナーとして当たり前であり絶対的に必要なことです。
誰もが便利な道具が手に入る今、改めてプロのデザイナーとしてもう一度「デザイナーの基本」の大切さを考えな直さなければいけないと思います。
道具に使われるのではなく、道具を使う人間、考える人間として進化したいものです。
大島貴明
『facebook』…始めました。
「株式会社クリエイティブ・ユニティ」(以下:CU)は、自分たちのスタンスの再発信として12月12日付けをもって、カンパニーサイトを全面リニューアルしました。
併せて、せっかくのタイミングだから…ということで、『facebook』を同時に立ち上げます。
「CU」を、そして自分たちを、少しでも深く理解して共感していただけたらと、当面4つのコンテンツをレギュラー連載していきます。
以下4つのコンテンツの簡単な紹介を。
【1】『プレゼン名人と呼ばれたい』
プランニングを担当する「Communication Design」部門監修のコラム。これまでのプレゼンの現場を通じて得た経験則やセミナー講演でのアウトプットをベースに、実践的なノウハウやポイントを紹介します。
【2】『DESIGNER’S VOICE』
「Design」部門に所属するクリエイターを各回ひとりずつフィーチャーし、インタビュー形式で、キャラクターや視点、好きなデザインなどパーソナルな持ち味を掘り下げて紹介します。
【3】『IT TREND WATCH』
ネットワークメディア領域を担当する「IT・Web Solution」部門が監修。最新のトレンド情報やテクニカルトピックスを取り上げ、解説を加えながら独自のレポートとして紹介します。
【4】『CU:リレーノート』
「CU」スタッフ全員が、日常でのちょっとした体験や発見、学習機会での雑感、趣味の紹介などをリレー発信します。
また、上記4つのコンテンツ以外にも、企画や調査のプロセスで集めた情報のレポートや「CU」としてのニュースを随時掲載していきます。
ぜひ、ご愛読いただけることを祈って。
よろしくお願いします。