月別アーカイブ: 2013年10月

「Going My ゴルフ」第1回のテーマは「コンペ」

はじめまして!
今回からブログ「Going My ゴルフ」を連載する事になりました。

簡単に自己紹介をさせていただきます。
デザイナー歴は8年ですが、ゴルフ歴は15年。
暇さえあれば頭の中はゴルフ、ゴルフ、ゴルフ!
プライベートの7、8割をゴルフの為に費やす…いわゆる「ゴルフバカ」です(笑)

そんな私の目線で、最近のラウンドで体験した事や、気になるゴルフ道具など、多彩なテーマを取り上げていきます。
これからゴルフを始める方から、ベテランの本格派ゴルファーまで、様々な方に楽しんで読んでいただけるブログを目指します!


ショット


記念すべき第1回で取り上げるテーマは…ズバリ「コンペ」です。

ゴルフの魅力とはなんでしょう?
私の考えるゴルフ最大の魅力とは「人と人とのつながり」。

私は元々それほど社交的では無いのですが、ゴルフを通じて様々な人と出会い、たくさんの友人ができました。
ゴルフは生涯スポーツとして楽しめますから、一生付き合える友人達と言っても過言ではないでしょう。

今でこそ、こうした多くのゴルフ友達がいますが、きっかけは何だったのか?
その答えは、誰でも気軽に参加できる「コンペ」という事になります。

ゴルフは基本的には個人競技ですが、通常ひとりでプレーできません。
どこかのゴルフ場の会員になれば、ひとりでゴルフ場に行っても会員同士組み合わせてプレーさせてくれます。
しかし、会員権は決して安い買い物ではありませんし、ゴルフ初心者には敷居が高いと言わざるを得ません。

最近ではゴルフメーカーやゴルフ雑紙など、様々な場所で誰もが参加できるコンペが企画・開催されています。
大抵はある程度ラウンド経験がある方なら誰でも参加でき、中には初心者を対象にしたものや、
婚活に結びつけた「ゴルコン」まで、目的に合わせて様々なコンペが開催されています。

ゴルフは限られた人数(2~4人)で昼食も含めると約6時間という長い時間を共にします。
また、プレー中も「打つ」というプレーにかける時間よりも、歩いたりカートに乗って移動する時間がほとんど。
その間は他のプレーヤーと会話する時間もたっぷりありますし、ラウンド後にはお風呂で裸の付き合いまであります(笑)

そんな理由からゴルフを一度共にすれば、ある程度は性格や人となりまで見えてきます。
相性が良ければ、ゴルフ友達になって「では、次回も是非」という流れになるわけですね。
さらに気の合う仲間同士がお互いの友達を紹介して…と、その気になれば、ねずみ算式に交友関係が広がっていきます。
しかも、共通項は「ゴルフ」という事だけですから、年齢や職種を越えて様々なタイプの人と出会えるというのも面白いですね。

また、最近は若い女性でゴルフを始める方も多くなってきました。
先に書いた様に、お互いの性格もよくわかるスポーツなので、男女の出会いの場としても有効かも知れません。
…かくいう私も、ゴルフを通じて知り合った女性と近々ゴールインの予定です(笑)


ここで本来でしたら、私が毎月幹事として開催している仲間内のコンペの様子を書こうと思っていたんですが…
実は先日の大雨の日に重なってしまい、途中で中止となってしまいました。


itako


写真はゴルフ場で撮った大雨の様子。
あまりにも激しい雨で、室内から撮った写真で失礼します(汗)

場所は茨城の潮来だったのですが、当日は大雨洪水警報まで出てたみたいです…
まぁ、そんな中でもゴルフ場まで行ってしまうあたりが「ゴルフバカ」たるゆえんですが。

ちなみにこちらのコンペはどなたでも参加OKですので、もし興味がある方はコメント下さいね~
その他、取り上げて欲しい話題や、ご意見・ご感想もお待ちしております!

「らしさ」のあるお店づくり 一回目のお店は『ポイントワン』さん

『「らしさ」のあるお店づくり』では飲食店を中心としたお店にご協力を頂き、
魅力的な空間づくり・ロゴ・販促ツールについてデザイナーの視点から
あれこれ聞いちゃいます。

第一回のお店は横浜の阪東橋駅から徒歩8分、
商店街のアーケードを抜けた先にあるバー「ポイントワン」さんです。
お店の印象は子供心のある大人が集う場所といったところでしょうか。
夜道の中でもお店の一角から楽しげな雰囲気が漂っています。
入り口にディスプレイされた真っ赤なミニクーパーとウッディな店内が印象的。
おすすめのメニューは種類豊富なお酒、生地から作るピザ、3日間じっくり煮込むカレー。
温和な笑顔のマスターがお客さんと会話を楽しみながらサービスをしてくれます。

お店の外観


■地域の人々の憩いの場

この地にお店をオープンして28年目、今では0歳から80歳までの様々な
お客さんが来るそうです。
ターゲットをあえて絞らず、とにかくお店を気に入ってくださった方の
居心地の良い場所になれればとお考えなのだそう。
地元のコミュニティとして確率されている、そして一見さんもWelcomeな
アットホームな空気が漂っています。

お店の内装は木の味わいが活かされており、カウンターは曲線のきれいな一枚板。
壁にディズプレイされた自転車やウクレレやレコードなどの
大人の遊び心を感じられるアイテム。
この日はハワイアンミュージックが心地よく流れていました。
「リラックスできて非日常が感じられるような、癒されるような場所にしたいと思っていますが、
この雰囲気はお客さんが作ってくれています。」と微笑むマスターの渡辺一義さん。
なるほど、雰囲気はコミュニケーションが作り上げるものなんですね。

お店のなか



■看板娘がいます

お店に入る時に気になった入り口脇のミニクーパー。
お店のトレードマークであり、看板娘なのだそう。
確かに、夜道の中伺うのに目印になりました。
立派な看板娘です。



■覚えやすいロゴ

店名は「ポイントワン」ロゴにすると「.1」なるほど。
このお店が集まる場所=「ポイント」、
そしてマスター「一義さん」一文字を取って「.1」。
シンプルで潔い印象のロゴです。
看板、お皿、カップ、灰皿といろんなところでこのロゴに会います。
「合羽橋に作ってくれる業者さんがいるんですが、自分の手書きのロゴを
 持って行ったらダメって言われちゃいました。」とマスター。
そこで、奥様がイメージに合うフォントを調べて、再度手書きで作成、
業者さんにデータに起こしてもらったそうです。

お料理とおもてなし



■宣伝はしていません

「宣伝はwebは必要ではありません」
なんとも我々デザイナーには期待に反したお言葉・・・。
でも、なんで?気になって聞いてみました。
「駅から距離もあり、集客しやすい場所ではないんですが、
皆さん口コミで来てくださいます。
リピーター率が高く、周年パーティーや、野球チームを作ったり、
そこから輪が広がっているんでしょうね。
だから、Webで詳しい情報を出したりする必要がないんです。」
良質なコミュニケーションがなせる技だと感じました。

オーナーさま



お酒好き、音楽好き、人好き、色んな人が集うリラックス空間。
一度訪れてみてください。


【店名】ポイントワン
【場所】横浜市南区浦舟町1-4 K&Wビル1F
【電話】045-252-7710
【営業時間】平日:PM5:30~AM2:00 日曜:PM18:00~AM2:00
【定休日】月曜日

IT TREND WATCH 第14回「ウェアラブル端末」

皆さん、こんにちは!

FacebookからBlogにお引越ししてきて初、第14回のお題は「ウェアラブル端末」についてです。

ウェアラブル(英語表記はWearable)は、直訳すると「身につけることができる」という意味です。では、身につけられる端末とは一体どんなものでしょうか。
Wearという言葉は文字通り「身につける」という意味ですので、服や腕時計、眼鏡などに使われます。それらがコンピュータ化して利用できるようになったもの、それをウェアラブル端末(ウェアラブルデバイス/ウェアラブルコンピュータ)と言います。

なんだか初めて聞く感じのする単語ですが、それもそのはず、ここ数年の携帯電話やコンピュータの急激な進化と小型化により、急に現実味を帯びてきて様々なメーカーの製品化の勢いが加速し、IT系のメディアに「ウェアラブル端末」の文字が出現するようになってきています。

以前、当コラムに書いた「スマートウォッチ」も当然この部類に入ります。
いよいよ各社が本腰を入れてきたみたいで、ラインナップが続々と発表になっています。

【近日発売・発売中の製品】
アディダスAndroidスマートウォッチ:miCoach SMART RUN:
http://news.adidas.com/GLOBAL/PERFORMANCE/adidas-revolutionises-the-running-watch/s/698c968c-c662-46d3-ac83-6f7ca7786e5c

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ナイキ活動量計 NIKE+FuelBand SE:
http://www.nike.com/us/en_us/c/nikeplus-fuelband

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サムスン GALAXY Gear:
http://www.samsung.com/jp/note3/designyourlife/?cid=gs00100008

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ソニー SmartWatch2『SW2』:
http://www.sonymobile.co.jp/product/accessories/smartwatch2/

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【開発中の噂あり…】
アップル iWatch / グーグル Nexus Gem

スポーツブランドも参入してきていたり、アップルより先にライバルのサムスンやソニーが発売までこぎつけていたりと、今年から来年にかけてのスマートウォッチ市場は群雄割拠の戦場になる予感。


更に、よりフューチャリスティックなアイテムとして、眼鏡タイプのウェアラブル端末がいよいよ製品化されてきています。

アマゾン Google Glass:http://www.google.com/glass/start/

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アメリカでは一般販売に向けてかなりデモが進んでいるみたいですね。ITセレブやインフルエンサーが使用感をレポートしています。現在ではGoogleのグラス・スタジオであれば購入もできるみたいです。日本発売はいつなんでしょうか。ほ、ほしぃ。。。

テレパシー Telepathy One:http://tele-pathy.org/

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大ヒットしたARアプリ「セカイカメラ」の開発者として知られるテレパシー社の井口さんが仕掛ける日本発の新端末。個人的には一番スタイリッシュでエレガントなデザインかと。まだ発売に関する具体的なアナウンスメントはないのですが、今後も要注目です。


NTTドコモ インテリジェントグラス:
http://docomo-exhibition.jp/cj2013/pc/

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今年のCEATECJAPAN2013にて発表されました。あくまで参考出展ですが、かなり注目度は高かったようです。通信会社自らデバイスを開発というのもこれまでの日本にはあまりありませんでしたので、今後に期待です。


これらの眼鏡タイプのものが、腕時計タイプのあとのウェアラブル端末の主流になりそうな気配が少しずつ漂ってきています。
確かにこのタイプは、電話やメールはもちろんナビゲーションや音声自動検索、映像記録など実に様々なことが「ハンズフリーで直感的に」可能になる、究極の端末かもしれません。

筆者的には、漫画『ドラゴンボール』の中で出てくるスカウター(相手の戦闘能力の数値が表示される眼鏡タイプのデバイス?)というアイテムに見えることもあり、販売されたら是非とも手に入れたいと考えています。どうやらちょっとしたパソコンくらいのお値段になりそうですが。。。


よくアニメやSF映画で、これらに似たアイテムが出てきました。
幼い頃、掛け声と共に音の出るブレスレットやベルトをいじって変身したり、魔法をかけていたヒトもいるのではないでしょうか。
そんな子供の頃の夢が、この21世紀前半にいよいよ現実になろうとしています。(もちろん変身や魔法は無理ですが)

まるで魔法のような、IT技術の最先端をいくウェアラブル端末。これからもその動向から目が離せません!

第一回:自分の端末を知ろう!

ブログ「初心者のためのスマホ活用術」では、いまさら人に聞けない超基本的なスマホ知識・情報をご紹介します。

スマートフォンは今まで使用されてきたフィーチャーフォン携帯と比べて、カスタマイズしたり、アプリをインストールして機能追加したり、OSのバージョンアップなど格段に使用者が出来ること&することも多いので、意外と面倒になって電話とメールしか使っていない状態になりがちです。

実のところそれで充分の人も多いはず。「使いこなせるか心配で」という方もよく耳にしますが、全然「使いこなす」必要なんて無いんですよ!
ただ今より少し便利に、楽しい機能などを使えるお手伝いをします。

第一回:自分の端末を知ろう!

皆さん、ご自分のスマホの名前、モデル番号(型番)などご存知ですか?
「おいおい馬鹿にしてるのか。」と思われるかもしれませんがこれが意外と大事なんです。

本体の裏や側面に小さく記入されている機種もありますので確かめて見てください。

Androidでは「設定」(スパナとドライバーのアイコン)>「端末情報」(基本的に設定内の一番下)で確認することができます。
端末情報はスマホの基本的な情報が詰まっています。
ここで取り上げるのは「モデル番号」、「Androidバージョン」、「端末の状態」の以上3つです。

画面は数年前発売されていたAndroidスマホの場合 最近のAndroidスマホの場合も
「設定」の一番下にあります


1.モデル名を知ろう!(Android編)
モデル番号は知っておくと便利です。所有のスマホにどんな機能が付いているのか購入段階で全て把握している人はほとんどいませんし、あとから自分のスマホについてインターネット等で調べるときに単純に便利です。

さらにカバーケースや周辺機器の購入時などもモデル番号により対応、非対応がありますので確認方法を知っていれば安心して購入することができます。

例: GALAXY S4 SC-04E
上記の機種の場合、モデル番号は「SC-04E」になります。

2.OSのバージョンを知ろう!(Android編)
「Androidバージョン」ですが、下に「2.3」や「4.2」などの番号がスマホのOSであるAndroidのバージョンになります。

新しいスマホほど Androidのバージョン番号が大きい数字で表記されています。ここでは2.3よりも4.2の方が新しいOS(オペレーションシステム)を搭載しているAndroidということになります。

バージョンによりインストールできないアプリがありますので注意が必要です。

3. 端末の状態を知ろう!(Android編)
「端末の状態」を押すと色々と情報が表示されます。

電池の状態(充電中/充電していません)や電池残量、電話番号、使用キャリア
などの情報が確認できます。
ここでは「WiFi MACアドレス」が確認できることを覚えておきましょう。

今回は扱いませんが「WiFi MACアドレス」の12桁の英数字はで今後WiFi無線通信を使用する際必要となる場合があります。


以上がAndroidスマホの基本的な情報の中でも知っておきたい3つの項目です。
では同じようにiPhoneを見てみましょう。

iPhoneでは「設定」(歯車のアイコン)>「一般」>「情報」で以下3つを確認することができます。

「設定」>「一般」を選択
(画面はiOS7)
次に「一般」から「情報」を選択 ここで基本的な情報は確認できます


1. モデル名を知ろう!(iPhone編)
モデル欄に表示されています。

例:iPhone5 / Black 32G 日本仕様の場合
モデル:ME041J/A

iPhoneはAndrodスマホと違い、iPhone5sなどの名前を知っていればカバー・ケースや周辺機器などの購入にはそれほど困りませんが、中にはモデル名で表記しているものもあるのでこれを機会にどのように確認できるのか知っておきましょう。その他にモデル特有の不具合などがある場合に調べる際は役に立ちます。

2. OSのバージョンを知ろう!(iPhone編)

バージョン表記の横に「6.1.3」や「7.0.2」などの番号がiPhoneのOSであるiOSのバージョンになります。iPhoneでもAndroidスマホと同様に数字が大きければ、より新しいOSということになります。

最新のOSであるiOS7はiPhone5c / iPhone5sに搭載され、
iPhone4、iPhone4s、iPhone5もアップデートで対応しています。

バージョンによりインストールできないアプリがありますので注意が必要です。

3. 端末の状態を知ろう!(iPhone編)
容量、使用可能(容量に対する現在の使用可能領域)、WiFiアドレスなどの情報が確認でき、電話番号は「設定」>「電話」で確認することができます。

※Android端末では「WiFi MACアドレス」、他WiFi対応の通信端末でも略して「MACアドレス(Media Access Control address)」と呼ばれることもあります。紛らわしいですがAppleのMACとは直接関係ありません。

以上です。どうでしたか?
少しまとめてみましょう。

1.モデル名:自分のAndroidスマホ / iPhone情報や周辺機器を購入するときに便利です。
2.OSバージョン:Android、iPhone共にバージョンによりインストールできないアプリがあります。
3.端末の状態:電話番号やWiFi無線通信の際に必要なWiFi (MAC)アドレスなどが確認できる。

今回は活用術の前に自分のAndroidスマホ、iPhoneの3つの基本情報をもとに調べたり、お店の人に訪ねたりする際に役に立つ情報をご紹介させていただきました。

これから各機能や便利アプリについてご紹介しますので、よろしくお願いします。

 

三種の神器:その1

ブログ「商店街を歩こう」では、商店街で実施される取り組みや様々な課題、関連ニュースなどについて独自の観点から紹介していきます。




昨今、商店街活性化に関して「三種の神器」と呼ばれる施策があります。



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まちの複数の飲食店をめぐり、来街者と店とまちをつなげる「バル」、たった100円で高い集客を実現できる「100円商店街」、ゼミナール形式で店のファンづくりを促進する「まちゼミ」の3つ。
レポート第1回目の今回はこの三種の神器から「バル」事業をテーマにお伝えします。



近ごろ、飲食店でも多く見られる「バル」。お酒と小皿料理を楽しみながら、お店をはしごするというスペイン発祥文化のひとつです。商店街でのバルイベントはこれを応用。複数枚つづりのチケットを購入した参加者が、参加店舗にて「ドリンク1杯+おつまみ1品」を飲み歩き・食べ歩きができる仕組みになっています。2004年に函館の商店街で始まり、今では全国100都市近くで開催されています。



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なんといっても特長は、参加したお客さま・店舗・商店街の三者にメリットがあること。新しいお店や普段利用しないお店というのは、気になっていてもなかなか入りづらいもの。「バル」イベントなら、手軽に店の味や雰囲気を楽しむことができます。一度に色々なお店をハシゴできるのもお得に感じられるポイント。



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店舗にとっては、自店の認知度アップが期待でき、再来店のきっかけをつくることもできます。また、チケットの前売り販売から客数・数量が予測でき、食材などの無駄なロスが発生しにくくなります。

なによりも参加者が店舗を回遊することで、商店街全体としてのにぎわいをつくることができます。チケットの売上金額を用いて運営することで、国や行政の補助金に頼ることなく継続的な開催が可能となります。お酒のメーカーやタクシー業界など協賛企業を集めやすいこともメリットのひとつ。ゆくゆくは加盟店舗の増加や活性化に向けた若手商店主の積極的な参画なども期待できます。



ここで、実際の事例をいくつかご紹介。



(1)発祥の地・北海道函館市

伝統的建造物が建ち並ぶ北海道遺産指定地区でもある函館市西部。

同地区で開催された「スペインフォーラム」という事業のひとつとして「バル」イベントがスタート。終了直後から参加者の強い要望があり、継続的に実施され全国的なモデルケースとなりました。中小企業庁「がんばる商店街77選」にも取り上げられています。

参考URL:

http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/idea/1hokkaido/2_hokkaido_02.html



(2)成功例・兵庫県伊丹市

函館に続き、2009年に実施。

きっかけは、平常時の集客・売上が伸び悩み、瞬発性の高いイベントに変わる施策を検討していたこと。加えて、伊丹という土地が「清酒発祥の地」であり、飲食店の多い土地柄だったことから「バル」イベントをスタートさせたそうです。
特徴のひとつは、市民による自主的な運営参加。ボランティアで協力店舗への声がけなどをしており、より持続性の高いイベントに昇華させることができます。また音楽イベントを同時開催し、ただ成功例を真似るだけではないオリジナリティが感じられます。

今では「伊丹の清酒の普及の促進に関する条例」なる市条例が施行されているそう。



参考URL:

http://itami-tc.com/bar/



(3)間もなく初開催・東京 五反田

JR五反田駅西口に広がる五反田商店街では、来たる11月23日(土)に「五反田肉祭バルフェスタ」が開催されます。
「五反田の名物をつくろう!」をきっかけに、元々はその名の通り肉料理を無料で配布するのがメインイベント。五反田にオフィスを構える「浅井企画」所属芸人によるお笑いライブや、東日本大震災以降は復興支援として福島牛などをふるまっていました。「バル」イベントに衣替えする今年もミスコンテストの同時開催など、サブメニューも充実しています。

お時間ある方は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょう?



参考URL:

http://www.nikumatsuri.com




「バル」イベントを実施するうえでのポイントは3つ。



【オリジナリティ】

紹介した実例もそうですが、いかにしてその商店街「ならでは」の独自性を盛り込むことが必要です。そのためには周辺リソース(企業・名産・名所など)の活用や飲食店以外の店舗の参加などが挙げられます。



【参加店舗の誘致】

実施にあたり、いちばんの難関は参加店舗を集めることではないでしょうか。運営負荷が重くならないように初期段階で規模感を設定することなどが大切でしょう。



【再来店促進】

各個店の問題になってしまいますが、イベント終了後のリピーター率の増加がなにより大事。「寿司5貫+ドリンク1杯」のように、お得なセットを販売することでイベント時に相当数の来店があったにも関わらず、再来店につながらない…などはよく聞く話。個店販売力アップのための勉強会やセミナーなどを実施するなど、インナー側のフォローアップも進めていくことでさらなる活性化につながるのではないでしょうか。



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(画像出典元:品川区商店街連合会)



個店が強くなれば、商店街も賑わっていく…。

駅前商店街など、飲食店が多く連ねる立地では有効な施策といえます。