「らしさ」のあるお店
「らしさ」あるお店作りをデザインの視点から考えよう。
デザイナーが見つけた「魅力的」「面白い」「伝わる」お店をご紹介。
「らしさ」のあるお店づくり 五回目のお店は『ENOTECA D’ORO(エノテカドォーロ 平河町)』さん
2014年1月16日
カテゴリー:「らしさ」のあるお店づくり
『「らしさ」のあるお店づくり』では飲食店を中心としたお店にご協力を頂き、
魅力的な空間づくり・ロゴ・販促ツールについてデザイナーの視点から
あれこれ聞いちゃいます。
第五回のお店は東京メトロ半蔵門から徒歩5分、
オフィスビルが建ち並ぶ通りから少し路地に入った場所にある
「ENOTECA D’ORO(エノテカドォーロ 平河町)」さんです。
厳選された豊富なワインと、お酒に合う郷土色豊かな料理が楽しめる
素敵なイタリアンレストラン。
店長の二本松さんにお話を伺いました。
■ テーマはその名の通り「酒蔵」
お店の奥へと進むと、
壁一面に飾られたワインがずらり。
まずその量と迫力に圧倒されます。
さらに、シャンデリアと間接照明の優しい明かり、
壁に飾られたワイン箱のフタやイタリアの地図が
「酒蔵」の雰囲気を醸し出しています。
こういった仕掛けのひとつひとつが
非日常空間を演出し、お店の魅力となっているのですね。
■ イタリアの文化を伝えるメニュー
「お店では、定番のメニューの他に
季節に合わせてご提供するメニューを変えています。
日本が夏なら、イタリアの南の方の料理を。
という風に、料理と一緒に文化もお届けできたら」
と二本松店長。
メニューを見ると
日本ではあまり聞き慣れない食材名が並んでいますが
お店の人に訪ねながら新しい味と知識に出会えることも
楽しみのひとつとなりそうです。
トスカーナ地方の伝統的なサラミ「フィノッキオーナ」のパスタ。
フィノッキオーナに入ったフェンネルシードの爽やかさと、
ニンニクの利いたトマトソースが相性抜群!
※プンタレッタ…ローマで人気の冬野菜。原名「チコリア・アスパラジオ」
※フィノッキオーナ…トスカーナ地方のサラミ。
※アリオーネ…にんにくとオリーブオイルを使ったトマトソース。
(アーリオ…にんにく。オーリオ…オリーブオイル)
※ピーチ…イタリア中部トスカーナ州で生まれたロングパスタ。
うどんのように太く、もちもちとした食感。
■ 懐の広いお店に
「お客さまには、
ビジネスであったり、家族の記念日であったり、デートであったり…
様々なシーンでご利用していただきたい。
店内の席にすわるお客さまの目的、年齢や世代が混在している。
そんな状態が理想なんです。」
お客さまとのほどよい距離感、その「塩梅」を研究し続けているそうです。
「たとえば、子どもができても気兼ねなく来ていただける
そんな懐の広いお店でありたいですね。」
言葉を選ぶようにゆっくりと語ってくれた二本松店長。
どこか温かく、ほどよいカジュアルさを感じられるのは
そんな店長のモットーが店内に表れているからなのかもしれません。
居心地のよい雰囲気たっぷりの店内で、本格的なイタリアンを贅沢に味わえる。
大切な人と一緒に訪れたくなるお店です。
【店名】ENOTECA D’ORO(エノテカドォーロ 平河町)
【場所】東京都千代田区平河町1-9-3 名倉ビル1F
【電話】03-3221-8222
【営業時間】ランチ11:30~15:00(LO 14:30)
ディナー 17:00~23:30(LO22:00)
【定休日】日、祝日
【公式Web】http://www.metius-foods.com/store/hirakawachou.html